堀江貴文「多動力」の要約②

多動力②(後半)

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5.自分の分身に仕事をさせる裏技

 

 

<自分の分身に仕事をさせる技術>

「時間がない」とあなた。

しかし、同じ時間にとんでもない数の仕事をやっている人もいる。

 

それらの差は、「原液」を作ることができているかどうかだ。

「原液」とはどういうことかというと、テレビで、僕に興味を持った視聴者が、僕の本を買ったり、メルマガ購読を申し込んだりと、自分が動かなくてもかってに経済効果が得られるということだ。

 

実際に動かなくても、考えや主張は自動的に生産され続け、何人もの自分が働いているのと同じことになる。

その「原液」を作るため、自分にしかないアイデアを出すことや、自分にしかできない発言をすることに集中すべきだ。

 

 

<教養なき者は奴隷になる>

では、どのようにして「原液」を作ることができるのか?

 

それは、「教養」を身につけることだ。

教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なことを言う。

教養なき者は、「今」という時代の変化に振り回され、目の前の仕事をこなす歯車で終わってしまう。

 

反対に、「教養」があれば、ジャンルを横断する「原液」となるものを生み出すことができる。

表面的な情報やノウハウだけを身につけるのではなく、気になった物事の歴史の奥まで深く掘って本質を理解しよう。

 

 

<知らないことは「恥」ではない>

知らない事があれば人に聞けばいいし、ググれば一瞬で出てくる。

自分の専門外のことはどんどん聞けばいい。

 

しかし、ベースの部分がわからないのでは良い質問はできないし、話は深まらない。

だから、ベースとなる基礎教養はつけておく必要はある。

 

骨格となる基礎教養と知識さえ身につけておけば、あとは「検索する力」「質問する力」さえあれば、いくらでも新しい知識を補充していける。

 

知らないことは恥でも何でもない。

 

 

<なぜ、できる人は「質問力」が高いのか>

質問力というのはビジネスを進めるうえで必須の能力だ。

 

質問力がないダメな例を書きだしていく。

 

①FAQ(よくある質問への回答)レベルの愚問を何度の聞いてくる。

②論点がごちゃ混ぜになっている。

③前提条件がはっきりしない。

④不要な情報をだらだらと説明する。

⑤答えてほしい内容がすでに決まっている。

 

 

①は、ググれば出てくるようなことをわざわざ質問するということ。

⑤は、「こういう答えを出してほしい」とい願望が最初から固まっていて、代弁してほしいという気持ちから、このように質問してしまうこと。

 

質問力を上げるには、「明確に簡潔に聞きたいことだけ聞く」を心がけるといいだろう。

良い質問ができなければ、いくつものプロジェクトを同時に高速で動かすことはできない。

 

 

<99%の会議はいらない>

質問力がない人、無駄に話が長い人に共通している問題は何か。

 

それは、自分の頭で問題がきちんと整理、言語化できていないことである。

こういった人間が集まって会議をすると、論点がごちゃ混ぜになり、さらに問題が複雑化する。

無駄な会議をやめるには以下の三原則を守ることが必要だ。

 

①解決したい問題を明確にする。

②必要な情報を集める。

③感情論を排し、ロジカルに判断する。

 

小学校の授業でやるレベルだが、これができていない人があまりにも多い。

 

この3原則を徹底し、1時間かかる会議を30分にし、そして15分にしよう。

 

 

6.世界最速仕事術

 

 

<すべての仕事はスマホでできる>

多くのプロジェクトを同時にこなすためには、仕事の生産性を上げるということへの意識を強く持たないといけない。

 

スマホの普及によって、僕の仕事の効率は飛躍的に高まった。

フリック入力がパソコンのブラインドタッチなみに早くなった今、パソコンも使う必要がなくなった。

連絡はLINEやメッセンジャー、顔を見てコミュニケーションを取りたいときにはSkypeを使う。

動画、映画、ゲーム、音楽などの娯楽のコンテンツも死ぬほど山積みされている。

仕事も遊びも、コミュニケーションも買い物も、スマホで全部こと足りる世の中なのだ。

 

会社に行き、1日中パソコンの画面で仕事をしているサラリーマンもうすうす気づいているのではないだろうか。

 

「わざわざ会社に行って仕事をする意味なんてなくない?」 などと

 

スマホが普及する前の常識は、今になってはどうだろう。

これらの考えを改めるだけで仕事は一気に効率化する。

 

 

<仕事の速さはリズムで決まる>

仕事はというのは、「速度」よりも「リズム」だ。

 

いきなり電話をかけられたり、話しかけられると仕事のリズムが崩される。

リズムが崩されると仕事の効率が大幅に下がる。

リズムを崩す要因をできるだけ無くすことで、ペースを維持したまま仕事を進められる。

 

自分は仕事が遅いと思っている人は、まず「リズム」よく仕事ができているか見つめ直してみよう。

 

 

<暇な人ほど返信が遅く忙しい人ほど返信が速い>

実は忙しい人ほど返信が速い。

 仕事が遅い人は、何件ものメールを貯めてしまう。

 

なぜかと言うと、重要度が高いメッセージから順番に仕分けることができていないということだ。

つまり、優先順位をつけて処理できていないからだ。

 

まずは何からすべきなのか、優先順位をつけてみよう。

 

 

<刑務所にいても1度もメルマガを遅らせなかった秘訣>

僕は刑務所でも、週1のメルマガを発信し続けた。

 

休むことなくメルマガを書き続けられているのは、マメでも真面目でもなく、継続するためにストレスのかからない工夫をしているからにすぎない。

 

毎日の隙間時間に、少しずつ進めておけば、「必死に書いている」という状態にはそもそもならない。

1週間分の日記を一気に書こうとすると、僕だってしんどくなる。

2日以上の遅延をしないようにしておけば、日記なんて日常習慣になる。

 

メルマガに限らず、物事を継続するには、時間を短縮するよりも、やり方を工夫し、ストレスがかからないようにすることが重要だ。

 

 

<一晩10軒以上ハシゴしろ>

会議は1日1時間、会食は1日1回など、固定観念で決めていないだろうか?

集中するとき、情報をインプットするときはとことんまで詰めてやったほうが効率が良い。

同じく食べ歩きコラムをかいているライターにとっても、このような集中的食べ歩きサーキットは一気に取材が進んでいるのではないだろうか。

 

多くの人は、自分の枠を勝手に決めてしまっているのだ。

猛烈に何かを極めたければそんなストッパーなんか外して、極端なまでに詰め込まないといけない。

 

次から次へとハシゴしよう。

 

 

< 仕事の質は睡眠で決まる>

僕の超人的なスケジュールを知っている人は、口を揃えて

「なぜそんなハードなスケジュールでダウンしないのですか?」という。

それはシンプル。

十分な睡眠ストレスのない生活を徹底しているからだ。

 

睡眠が足りてないと、仕事でミスをしたり、効率も悪くなってしまう。

また、十分な睡眠をとらない生活を続けていると、こうした長年の無理がたたり、寿命も縮んでしまう。

 

どんなに多くのプロジェクトを抱えていようと、睡眠時間は削るべきではない。

改めるべきは仕事のやり方であり、生産性だ。

 

 

<さよならストレス>

多動でいられるためには「健康第一」だ。

 その最大の秘訣は、先ほど言った「睡眠」と「ストレスのない生活」である。

 

そのためには、ここまで散々言ってきたように「やりたくないとことはやらない」「付き合いたくない人とは付き合わない」ことが鉄則だ。

 

しかし、会社員はそんな自由にはいかないと思っている人もいるかもしれない。

 

ストレスを作らないようにする方法を3つ紹介する。

スルーする

過度に期待しない

心配してもしょうがないことを心配しない

 

 この3つをこなせたらあなたに対するストレスもだいぶ減るだろう。

 

 

7.最強メンタルの育て方

 

 

<恥をかいた分だけ自由になれる>

ここまで、「多動力」を見につけるために多くの幻想や洗脳を解いてきたが、一番のハードルとなるのが「感情」である。

「人からどう見られているだろうか」「恥ずかしい」などといった「感情」が結局のところ、一番の障害となる。

 

「自分が思うほど、他人は自分を見てない」

ということを覚えていた方がいい。

 

他人は自分のことにたいして興味を持っていないので、くだらない羞恥心を捨ててしまおう。

 

また、恥をかく勇気、失敗する勇気さえもてば、どんどん免疫ができてリスクを取ることを恐れなくなる。

 

この勇気を持つことが何よりも重要なのだ。

この瞬間から周りの目を気にするのをやめよう。

 

 

<小利口はバカに勝てない>

小利口な人間では、あれこれ考えて行動を起こせずにいてしまう。

 

その反対に、バカは真っ先に手を伸ばし、チャンスを手にする。

小利口だと、目の前の面白いことがあるのに一歩引いているせいでタイミングを逃してしまうのだ。

 

また、小利口が今までやってきたような、頭で計算できる仕事というのは、AIやロボットのほうが得意だ。

 

つまり、これからの時代には、小利口な人間よりも、「一番最初に手を挙げる」人間の方が、組織の中で価値がある人材となる。

 

 

 

 

8.人生に目的なんていらない

 

 

<永遠の3歳児たれ>

実は、かつては誰もが「多動力」をもっていた。

 

そう、あなたが3歳児だったころ。

 

コロコロといろんなことに興味が移っては、どんどん新しいものに触れていっただろう。

しかし、多くの人は、大人になるにつれて「多動力」がみるみる涸れていく。

 

「やりたいこと」ではなく、「やらなくてはいけないこと」をするように強制され、バランスの取れた大人になる、

 

一方、成功している企業家やクリエイターは、好奇心旺盛な3歳児がそのまま大人になってしまったような人が多い。

 

「多動力」は大人になるにつれて失われていく。

つまり、未知なるもの、新しいもことに興味がなくなったとき老いが始まるのだ。

 

いつまでも若々しい60代がいる一方で、老人のような20代もいる。

 

いつまでも3歳児のような好奇心をもって生きよう。

 

 

<資産が人を駄目にする>

手元に持っている資産資格何かに、生かそうとしてはいないだろうか?

もちろん、生かしてもらったらいい。

 

だが、その資産や資格に囚われてはいないか?

その資産を持っているからこそ、「それを使わないともったいない!」と思い、結果それに囚われ、行動範囲が狭まってしまう。

 

「○○をしたい→○○が必要」というのが筋であり、

「○○を持っている→○○をしないともったいない」というのは大体うまくいかない。

 

手持ちのカードを生かそうと考えるのではなく、何をやりたいかをフラットに考えて、その際に必要なカードを集めればいいのだ。

 

 

<ハワイに別荘なんてもつな>

人はカネ持ちになると別荘を買いたがるようだ。

ハワイに別荘を買ったところで出かけることはせいぜい年に1、2回あるかどうかだろう。

 

そんな行きもしない別荘を買うより、ホテルに泊まった方がコスパがいい。

 

年に数泊する別荘のために、莫大な維持費をかけるのもバカらしい。

 

何事にも「自分は本当によく使うのか」をしっかり考えて、物事を決めよう。

 

 

 <人生に目的なんてない>

人はすぐ「目的」を持って行動したがる。

人脈を作りたいから何百人と名刺を交換したり、SNSのフォロワーを増やしたところで仕事に役立つというわけはではない。

 

僕はおもしろいから」「楽しいからで行動する。

 

 面白い人たちと面白い時間を過ごす。

その結果、偶然のようにアイデアが生まれ、仕事に繋がり、遊びにも繋がる。

 

何か具体的な目的のための手段として人生を送ってはいけない。

楽しむことだけがすべてなのだ。

 

好きなことを好きなだけやっていると、手元に何か残っているのだ。

 

時間を忘れて、面白い本や漫画を読んでいた経験はないだろうか?

周囲の人間が引くぐらいみ無我夢中になり、熱狂的なまでに没入できる。

 

そうなればこっちのものだ。

 

仕事に没頭し、遊びに没頭し、夢中になれさえすれば、目的なんておのずと達成される。結果もあとからついてくる。

 

今生きている時間、この瞬間を楽しまず、ただ歯を食いしばって努力したところで、思うような成果なんで得られない。

 

今がすべてであり、「将来の夢」や「目標」なんて必要ない。

 

今日、明日、明後日と、常に自分を捨てながら新しい自分に生まれ変わっていこう。

 

とにかく動け。

 

 

 

 

 

 

 後半も長くなりましたが、順番に要約していきました。

 

「多動力」を身に付けることで、「仕事」も「遊び」も次第に境目がなくなり、1日24時間がワクワクで埋め尽くされていくんですね。

 

また、この本の追記にも書かれてましたが、

「多動力」は大量の仕事をこなすための技術でななくて、命が果てるまで、1秒も残らず人生を楽しみきるための「生き方」だそうです。

 

僕も、自分がいいなと思う堀江さんの考え方の一部を取り込んで、自分の生活に生かしていけれたらいいなと思っています。

 

皆さんも「多動力」を意識して生活していきませんか?

 

 

長くなりましたが、ご視聴ありがとうございました!